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Posted by さがファンブログ事務局 at

癒しの音楽:その壱

2015年07月07日

最近毎日のように聴いているのが大貫妙子さんの二つのアルバム。



40を過ぎたあたりからか自己主張の強い音楽よりさりぎれないBGM風の音楽が好みになった。かといって、スーパーなどで流れる安っぽいイージーリスニングなどでは決してない。 意識を引き込んでしまうような強烈な音楽ではなく、BGM風でありながら、作品の質はしっかりと求められるのだ。自称、なんともめんどくさい、リスナーである。その難しい要求を満たしてくれるのが、大貫さんの二つの作品である。




東京日和はサントラ盤でインストものが多く、大貫さんのハミングもハープのような響きがする。日々のいつもと変わらない暮らしに一服の清涼感を与えてくれている。

『Paleete 』はコンピレーションもの。 でもベストものにありがちなカタログのようなバラバラな寄せ集めな感じはまったくなく、音色がシンプルでアコーステックに統一されたトータルなアルバムに仕上がっている。それはライナノーツに記されている『中野正男氏のデジタルリマスター』の力量によるものが大きいのではないだろうか・?




特注目されるのがに荒井由美があの伝説の『ティンパンアレイ』の演奏をバックに謳いあげた『私のフランスワーズ』のカヴァー。オリジナル作品は魂が揺さぶられないでいられない大傑作であるが、それをさらりとしたアレンジでじんわりと唄っているのだ・・。

全編に大貫さんの透明感のある声は、歌いあげるというより、森林の中に木魂する鳥のさえずりに近いような気がする。



好きだな~。  


Posted by 侍猫 at 15:28Comments(0)珈琲と音楽CD