外はいい天気だよ
2016年03月03日
風邪がようやく快復してきた。
今日はいいお天気だったので久しぶりに散歩した。
うっとりした穏やかな陽射しが、路面にうつくしい影を描いていた。
いつもの散歩道には、菜の花の緑や黄色や鮮やかに色づいていた。春はすでに確実に此処に訪れていたのだ。
あの枯れたススキの穂が重なる川辺におそるおそると近づいた。冬の寒い日に、カメラで追いかけた水鳥がまだいるのか気がかりだったから・・
川面はきらきらと黄金色の玉を跳ね上げていた。やはり、そこに水鳥はいなかった・・。
もう 北へ帰ったのだろうと、見上げた空にぼんやり浮かんだ雲は春色のくれよんで描いたようだった・・。
ふと、草むらから音がした。
雁の一家がごそごそ現れたのだ。のんきそうに日向だまりに波紋を広げていた。
もはやカメラを構えようとは思わなかった。これまでなんども驚かさせてきたから・・
『北へ帰らなくていいのかい?すっかり辺りは春ですよ・・
とりあえず、また来る。』


今日はいいお天気だったので久しぶりに散歩した。
うっとりした穏やかな陽射しが、路面にうつくしい影を描いていた。
いつもの散歩道には、菜の花の緑や黄色や鮮やかに色づいていた。春はすでに確実に此処に訪れていたのだ。
あの枯れたススキの穂が重なる川辺におそるおそると近づいた。冬の寒い日に、カメラで追いかけた水鳥がまだいるのか気がかりだったから・・
川面はきらきらと黄金色の玉を跳ね上げていた。やはり、そこに水鳥はいなかった・・。
もう 北へ帰ったのだろうと、見上げた空にぼんやり浮かんだ雲は春色のくれよんで描いたようだった・・。
ふと、草むらから音がした。
雁の一家がごそごそ現れたのだ。のんきそうに日向だまりに波紋を広げていた。
もはやカメラを構えようとは思わなかった。これまでなんども驚かさせてきたから・・
『北へ帰らなくていいのかい?すっかり辺りは春ですよ・・
とりあえず、また来る。』