『私の暮らし方』

2015年06月01日

ミュージシャン:大貫妙子さんの『私の暮らし方』の本を読んだ。彼女自身の音楽作品のようなオーガニックな内容だ。



庭いじり・猫・米・田んぼ・無農薬・家族・和食・日本酒・・オーガニックな日々の暮らしで、感じたこと、考えたことつづられている。
秋田に田んぼを持ち、地元のひとの助けを借りて米を作ってるそうだ。自給自足できる環境をつくり大切さ。いざったなったときの貨幣経済のもろさなど。環境のたいせつさ・・・いろいろ考えさせられる。

『私の暮らし方』


庭をいじり、猫をなで、散歩をし、家ではゆったりと音楽を流し、おいしい珈琲あるいはハーブティを淹れ、そして本を読む。そんなささやかなオーガニックで静かな暮らしにあこがれながら、あわただしい日々を送って」いるのだが・・・。 はて、いつになったら出来るのだろうか?



さらに、この本は大貫さんの個人的出来事であると同時に人生で誰もが経験する: 仕事・親子関係・介護・死別(『お母さん、さようならの章』では我がことのように目頭が熱くなり、涙があふれ出た。) お墓のことが大貫さんらしいまっすぐな視線でつづられている・・・。とても勉強になります。なぜなら自分もいつの日か同じような経験をするだろうから・・。

『私の暮らし方』



年老いた親のこと。そしていずれは自分自身が高齢化していくというまぎれもない事実・・。そう、この国の少子高齢化社会は自分自身の問題でもあるのだ。今後 日本は、そして自分はこれからどういうふうにいきていくのだろう・・今から準備と心がまえはしておかなければ・・と、本をパタンと閉じて小さな裏庭を見つめた。



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Posted by 侍猫 at 23:45│Comments(0)サントラ読書
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